直葬を選ぶ前に知るべきこと:費用とサポート範囲

直葬は通夜・告別式を省き、火葬に必要な最小限の手配に絞る葬送スタイルです。費用を抑えやすい一方で、遺族が受けられるサポート範囲や含まれるサービスに差があり、後から追加費用が発生することもあります。本記事では、家族葬との違いや10名規模の費用目安、費用内訳、賢い節約のポイント、見積もり確認の注意点を整理し、後悔のない選択に役立つ情報をまとめます。

直葬を選ぶ前に知るべきこと:費用とサポート範囲

直葬は、病院からのご安置、火葬場の予約、納棺・搬送など必要最小限の流れに絞った葬送です。感謝やお別れの場を簡素にしたい方や、事情により短時間での見送りを希望する方に選ばれています。一方で、宗教者のお勤め、式場利用、会葬者対応、会食や返礼品などは基本的に含まれません。追加が必要な場合は別途費用となるため、家族葬(小規模の式あり)と比べた時のサービス範囲と費用の違いを具体的に把握しておくことが重要です。

家族葬の費用相場は?10名規模の目安を解説

10名規模の家族葬の費用は、地域や会館設備、祭壇の規模、宗教儀礼の有無で大きく変わります。一般的には約40万〜80万円が目安で、都市部や人気会館では高くなる傾向です。内訳には、式場費、祭壇・花装飾、スタッフ運営費、寝台車・霊柩車、ドライアイス、ご安置料、会葬品や返礼品、会食、火葬料、宗教者謝礼(お布施)などが含まれます。見積もりでは「含まれる項目」と「別途費用」の線引きを必ず確認しましょう。

直葬と家族葬を比較:費用とサービスの違い

直葬の総費用は約12万〜25万円が一つの目安で、通夜・告別式を行わない分、準備や人員が最小限です。家族葬は式を行うため、会場手配や装飾、会葬対応が加わり、費用は約40万〜80万円へと広がります。サポート面では、直葬は搬送・ご安置・納棺・火葬手続きが中心で、会葬対応や会食準備は基本対象外。家族葬はお別れの時間を確保しやすく、会葬者対応や進行支援が整います。どちらを選ぶにせよ、想定する「お別れの形」と「必要な支援」を先に整理し、見積もりへ反映させると齟齬が少なくなります。

家族葬の費用内訳を徹底解説:項目と金額の内訳

家族葬の主な項目と目安は次の通りです。基本プラン(搬送・ご安置・納棺・運営人件費など)で20万〜40万円、式場・安置室の利用料が3万〜10万円、祭壇・花装飾が5万〜20万円、寝台車・霊柩車が2万〜8万円、ドライアイスが1万〜3万円、会葬品・返礼品が1名あたり500〜1,500円程度、会食が1名あたり2,000〜6,000円程度、火葬料は自治体により5,000〜8万円程度の幅があります。宗教者謝礼(お布施)は宗派や形式で差が大きく、目安は5万〜20万円程度。これらは地域や会館、時期で変動するため、最新条件での積算が欠かせません。

家族葬の費用を抑える具体策:賢い節約のポイント

費用を抑えるには、式の形式を一日葬にする、花装飾を必要最小限にする、公共の火葬場や会館を活用する、返礼品を定額型に統一する、会食を簡素化するなどが有効です。夜間・深夜の搬送割増や走行距離加算、追加ドライアイス費など「条件で発生する追加料金」を事前に洗い出し、見積もりに反映させることも重要です。プランの内容は同名でも含まれる範囲が異なるため、パンフレットや見積書での項目比較、担当者への条件確認が節約と納得につながります。

後悔しない家族葬選び:見積もり確認と注意点

後悔を防ぐ要点は、(1) 見積書の内訳が数量・単価まで明記されているか、(2) 追加となる可能性が高い項目(深夜搬送、待機料、式場延長、返礼品追加、車両増台)を事前に試算できるか、(3) 火葬料や死亡診断書の発行手数料、宗教者謝礼など外部費用の見込みが含まれているか、の3点です。さらに、キャンセル規定や支払い方法、アフターサポート(遺品整理・手続き案内・納骨相談など)の範囲も確認しましょう。複数社の見積もりを並べて比較すると、違いが明確になります。

主要サービス比較と費用目安

以下は、直葬と10名規模の家族葬について、実在する事業者の公開情報をもとにした費用目安の比較です。地域・会館・時期・オプションにより変動します。最新情報は各社の公式資料でご確認ください。


商品・サービス 提供事業者 費用目安
火葬式(直葬)プラン 小さなお葬式 約12万〜20万円
直葬プラン よりそうお葬式 約12万〜20万円
直葬(提携会館) いい葬儀 約15万〜25万円
家族葬(10名程度) 小さなお葬式 約40万〜80万円
家族葬(10名程度) よりそうお葬式 約40万〜75万円
家族葬(10名程度) ティア 約45万〜85万円
家族葬(10名程度) さがみ典礼 約50万〜90万円

本記事に記載の価格、料金、費用の目安は、最新の入手可能な情報に基づいていますが、今後変更される可能性があります。金銭に関わる判断の前に、必ずご自身で最新情報をご確認ください。

結論として、直葬は費用と手続きの負担を抑えやすい一方、サポート範囲が限定されやすく、後から必要になる対応(お別れの時間や会葬者対応など)は家族葬の方が整えやすい傾向があります。望むお別れの形、必要な支援、予算、地域の火葬場事情を総合的に考え、複数社の見積もりで「含む・含まない」を明確にしたうえで選択すると、納得感の高い見送りにつながります。